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【雑学】YOKOHAMA「SI」?それともYOKOHAMA「SHI」?どっちだっけ?

現在、日本でもっとも普及している「ローマ字」はヘボン式と言われる方式。実は、ヘボン式の発祥はここ横浜!!横浜生まれのローマ字の歴史について調べてみました。


ローマ字といっても、かつてはフランシスコ・ザビエルが布教の際に使用したポルトガル式ローマ字、オランダ文化の盛り上がりとともに姿を現したオランダ式ローマ字、など様々な様式がありました。様々な移り変わりを経て、現在日本国内でもっとも普及しているローマ字は上述の通り横浜生まれの「ヘボン式」。




時は1867年、James Curtis Hepburn(ジェームス・カーティス・ヘボン)によって、日本で初めての和英辞書、「和英語林集成」が横浜で出版されました。この和英辞典の中で使われたローマ字がヘボン式。この辞書は横浜だけにとどまらず日本国内で爆発的に売れ、本の普及と共にヘボン式ローマ字も普及していきました。



※写真はヘボン氏

しかし、ヘボン式ローマ字に対して日本式ローマ字を提唱する人が出てきました。日本人物理化学者の田中館愛橘(たなかだて あいきつ)です。彼は日本式ローマ字の使用を提唱し、ヘボン式と対立しました。さて、ヘボン式ローマ字にライバル出現!どうなるヘボン式!



その後、ヘボン式・日本式、共に改良をしたのですが結局のところ両者は対立したまま!どちらを使うかは個人の判断に任せられました。というのも、両者の様式にはそれぞれ音の側面を考慮すると長所があったためです。



どっちが正式なローマ字なのか、はっきりしないまま時は過ぎて1930年。その両者の長所を組み合わせた「訓令式」を正式なローマ字とする、と政府から正式に発表されました。しかし、世間では辞書の普及に伴い、ヘボン式がすでに普及していたため多数の市民がヘボン式を使用していました。その結果、政府の正式な発表にも関わらず訓令式がヘボン式に完全にとって代わることができませんでした。しかしながら、日本では現在もこの流れのまま「訓令式」が正式なローマ字として規定されています。事実、現在小学生で教えられているローマ字は「訓令式」です。




では、ここでタイトルの「YOKOHAMA「SI」?それともYOKOHAMA「SHI」?どっちだっけ?」に触れてみましょう。(ようやくですが…笑)
皆様がキーボードで打つのではなく、横浜市という文字をローマ字で紙に書くとしたら

・YOKOHAMA 「SI」
・YOKOHAMA 「SHI」

どちらでしょうか?
おそらく多数の人がYOKOHAMA「SHI」の方を選ぶと思います。私も「SHI」を選びました!実は「し」を「SHI」と表記するのはヘボン式、つまり正式に規定されていない方の表記の仕方なのです。政府が定めているローマ字での表記は「SI」となります。いかにヘボン式が私達の生活に浸透しているかが、わかりますね!小学校では「訓令式」、つまり「SI」で教えられているはずなのに、年を重ねると「SHI」という使い方になっていく。なんともFUSHIGI…いや、FUSIGIな現象ですね…笑





※横浜DeNAベイスターズキャプテンの石川選手のユニフォームにも「SHI」が使用されています。ヘボン式はプロ野球界でも浸透してます!
~ローマ字表記の違い・サ行~
・ポルトガル式ローマ字 サ行   →ça・xi・çu・xe・ço
・ヘボン式ローマ字   サ行   →sa・shi・su・se・so
・日本式ローマ字    サ行   →sa・si・su・se・so



皆様のお住まいのエリアでもヘボン式ローマ字で表記されている看板や標識はありますか?よかったらコメント欄から教えて下さい!


YOKOHAMA Social Mediaライター Ryosuke Okuno


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